【2023年9月26日】ドローンによるカワウを中心とした鳥類による鮎の被害対策

2023年9月26日、一般社団法人日本ドロ-ン活用推進機構の会員企業である株式会社クローバー総研(以下クローバー総研)は、宮城県加美町の鳴瀬川で「ドローンによるカワウを中心とした鳥類による鮎の被害対策」を実施しました。 本活動は、鳴瀬吉田川漁業協同組合と加美町役場産業振興課からの依頼によるもので、当日はクローバー総研のなかから、加美町地域おこし協力隊に所属している2名が参加し、ドローンの操縦を行いました。

カワウは東北北海道ブロック内水面漁業推進協議会において、有害鳥獣に指定されており、宮城県では2016年度からカワウによる魚類食害防止対策に取り組んでいます。ドローンを使った追い払いは、本年6月にも生態調査と併せて実施しており、その際はカワウに対してある程度の効果が見られたものの、サギには警戒心と攻撃性を刺激するのみとなり、期待する結果が得られませんでした。

今回はDJI社のPHAMTOMに、反射性のあるモールを取り付け、4か所でポイントを変えながら飛行させたところ、いずれも上空20mほどの高さにてサギが大きく反応し逃げていくところを確認。また、目視にて発見できなかった2羽のカワウも、茂みから逃げていく様子が見られました。このことから、カワウとサギの双方の追い払いが可能という結果が得られました。
今回の成果をもとに、今後も鳴瀬川における定期的に鮎の被害対策を実施してまいります。

モール取り付けの様子
飛行して追い払い
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