2月22日に、奈良市で日本初の物流専用ドローンを使用した、荷物配送の実証実験が行われました。
これまでは、実際にドローンで荷物を配達する実証実験はいくつかありましたが、今回は山間部にてお弁当を配達したとこと。より現実的な実証実験で面白かったので紹介します!
使用されたドローンは「AirTruck」というドローンです。
国内初の物流専用ドローンとなります。重心制御技術で、荷物の揺れを抑えつつ安定した飛行を実現させ、level3(無人地帯での目視外飛行)が可能です。
また上に物を乗せるタイプのシンプルかつ、分かりやすい機体デザインをしています。
収納時のサイズで、1.0m×1.5mとけっこう大きめです。
さて、今回の実証実験は奈良市の月ヶ瀬地区・柳生地区というところで行われました。ここは殆どが山間部となっており、市街地と比べて少子化・高齢化が進行しているとのこと。
それだけではなく、スーパーまでの距離も遠く、生活インフラも衰退しています。
そこで奈良市と株式会社エアロネクスト、株式会社NEXT DELIVERY、KDDIスマートドローン株式会社が協働し、町を住みやすくするため動きました。
実証内容は、AirTruckが片道2.2kmの距離を約6分でギョーザや朴葉すしなどの食材を運ぶというもの。
ドローンに荷物をセッティングする方法は、上のカバーをパカっと開けてその中に荷物を置くようですね。なかなか見られないスタイルですが、機体の下に荷物も括るよりも安全そうに感じられますね。
参加した住民の方は「ドローンは環境に優しいので有意義だと思った」とのコメントが。確かに、排気ガスなどは出ないのでとてもクリーンな輸送方法ですね!今後、ドローンを使った配達サービスが本格的に実施されると、山間部や離島など、車で行くのが難しい場所でも簡単に荷物を届けることが可能になりますね。また、交通渋滞に悩まされる市街地でも、ドローンによる配達サービスで時間とコストを節約できるようになります。そういった未来にまた一歩近づきましたね!
参考引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000214.000036429.html
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000042802.html