ドローンを飛行させて事故を起こしたら?実際の事故例も紹介

ドローンを飛ばしていてもし、事故を起こしてしまったらどうしますか?
人を傷つけてしまったり、建物を破損させてしまったり……。
ドローンを飛行させるときは、住宅街の上は飛ばさないなど様々なルールがありますが、万が一で事故が起きてしまうことを念頭において飛行させる必要があります。

今回は、実際に報告された事故のケースを紹介します。
ご自身が飛行させる時の対策などに活用していただけたら幸いです。

なお、事故のケースは国土交通省のHPに掲載されている「無人航空法に係る事故等の一覧」を引用させていただきます。

目次

事故を起こしてしまったら

人を負傷させてしまったり自分が負傷してしまったりした場合は速やかに、負傷の度合いの確認と医療機関への連絡など然るべきところへ連絡するなどの対応を取りましょう。
また、バッテリーが切れてしまったなど「操縦者の不注意」による事故は民事上の責任を負うことになります。
故意に人を傷つけてしまった場合などは「暴行罪・傷害罪」に問われます。
故意に……なんてことはないかと思いますが、充電不足や確認不足で起こった事故は飛行させた人に責任があるので、事前の準備や飛行中の注意散漫には注意しましょう。

そして、国土交通省、地方航空局及び空港事務所に事故の情報提供を行いましょう。
今後の安全のためにも事故の情報を共有するのは大切なことですね。

それでは、実際に起きた事故のケースを紹介します。

機体の受信機が反応しなくなり墜落
人の負傷はなかったものの、墜落によってアパートの屋根に墜落し損傷してしまったとのこと。
また操縦者の操縦経験は10時間以上ですが、機体の不具合で事故が発生してしまいました。
ドローンは機械なのでこういった予測できない事故が発生してしまうのは不可避なことですので機体の原因分析が急かれますね。

風の影響を受け墜落
この事故は負傷事故ではなかったものの、機体を紛失してしまったそうです。
こちらも、飛行経験が10時間以上でした。
原因分析によると、耐風性能を超える風速であったとのことです。離陸する際は風を感じない程度でしたが、空撮中に強風にあおられ、その機体は操縦者へ風速を知らせる手段を持っていなかったのが原因だそうです。
使用する機体の性能を把握するとともに、空撮を行う場合は風速検知の性能をもつドローンを使用するべきだということがわかります。

事故のケースを確認してみたところ、機体の不具合や通信エラーが大半でした。
予期せぬ不具合に直面しても落ち着いて行動するためにも、一度「無人航空法に係る事故等の一覧」を閲覧しておくことを推奨します。

情報提供をする場合は、上のボタンの先に「報告書の様式」があるので、ダウンロードして記入をします。
青森県の場合は航空局だと「東京航空局」、空港事務所だと「東京空港事務所」へ書類を提出します。

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