9月9日、撮影中のドローンが男性の額に当たってしまう事故が起きました。
映像制作会社が飛行させていたドローンが、突然制御不能になり、関係者ではない一般の男性に怪我を負わせてしまいました。
事前の飛行申請はしていたものの、制御不能により起こった事故。
日々の確認作業やメンテナンスが大切であると改めて考えるきっかけになりました。
みなさんはドローンのメンテナンス作業はどのように行なっていますか?
ということで今回は簡単にできる、日々のドローンのメンテナンス方法をご紹介していきます。
ファームウェアの更新をする
DJIなどのドローンはアプリを起動した際に、アップデートの通知がきていないか確認しましょう。
アプリ自体の更新は、アプリストアから行います。
プロペラやカメラ、モーターに破損がないか確認する
破損がないか確認すると同時に、汚れや埃を落とします。
汚れを落とす場合はレンズクロスで拭きとり、埃を飛ばす場合はエアダスターを使用するのがおすすめです。
また、各機器がしっかり取り付けられているかの確認も行います。ネジの緩みや欠損しているネジがないかの確認をしましょう。
さらに飛行前には、バッテリーの確認やモーターに異音がないかの確認も併せて行います。
基本的に日々のメンテナンス方法は、デジタルカメラやパソコンと似たように扱えばOKですね。
また、国土交通省は20時間の飛行ごとに、以下の確認作業を実施すると提唱しています。
- 交換の必要な部品はあるか確認する
- ネジ等の脱落やゆるみはないか確認する
- 機体に損傷やゆがみはないか確認する
- 通信系統、電源系統や自動制御系統は正常に作動するか確認する
これらの点検を行ったら「無人航空機の点検・整備記録」という様式で、実施記録を作成しデータか書面で管理します。
梅雨の時期などあまり飛ばさない時期の「湿気対策」も大切ですね。
冒頭で紹介したニュースのように、ドローンは高速で回転するプロペラや高度のあるところからの落下で
簡単に人を傷つけてしまいます。
また、ドローン自体安くはないので、故障があったら悲しいですよね。
精密機器ですので、日々のメンテナンスを怠らず、事故を起こさないように心がけていきましょう!