12/5開始のドローン国家資格制度について、実際にドローンを利用している利用者313人に意識調査を実施しました。
実施したのは、ドローンスクール情報メディアを運営している「ドローンナビゲータ」です。
飛行経験のあるドローン利用者に、国家資格制度に関するアンケートを実施し、制度の認知度や、国家資格の取得意向、取得予定のライセンスの種類などを調査しました。
国家資格制度の認知度は?
そもそも国家資格の認知度は65%程度。個人的にはなかなか低い印象を受けました。
ただその中でも、すでに民間資格の取得経験がある方は、国家資格の認知度が90%と高い傾向にありました。
ドローンの飛行目的(趣味の範囲か、ビジネスの範囲か)では、認知度に有意差は見られなかったそうです。
国家資格の取得予定者の割合は?
取得を予定しているのは全体の約40%でした。取得しない予定の方は23%。中には趣味でドローンを飛ばすかたもいますので、そのような方達なのかも知れませんね。
同じく、すでに民間資格を取得している人に限定すると、取得予定者の割合は一気に85%どまで高まりました。
取得予定のライセンスは?
国家資格には一等資格と二等資格があります。
大きな違いは、一等資格保有者は、レベル4での飛行(有人地帯における目視外飛行)が可能になることです。
アンケートでは、一等資格を取得予定の方は、60%ほどでした。
さらに、民間資格を取得している人に限定すると、70%以上の方が一等資格を取得予定と回答しました。
また、民間資格を取得しておらず、ドローンスクールに通った経験のない方のうち約50%の方が、二等資格を取得予定と回答しました。
民間資格の取得・未取得が一等資格取得の意向に大きく関係してると言えことがわかりました。
まだまだ新制度は始まったばかり。趣味でドローンを飛行させる人やそうでない人も「まずは様子見」といった方が多いかと思います。
国家資格取得を目指す講習を行うことが認められているスクールは、全国でもまだ37校。
これから認定校も増えていくことが予想されているので、資格取得予定者が本格的に動き出すのはこれからだと言われています。