2022年6月1日より「無人航空機の機体登録」が義務付けられ、2022年12月にはドローンの国家資格が導入されるドローン業界。
この制度化の背景には、より安全にドローンを飛ばせるようにする他にも、ドローンが私たちの生活に浸透していることが理由として挙げられます。
そこでIndeedは、ドローンに関する仕事探しの状況を調査。
すると、「ドローン」をキーワードとした検索数は、この3年間で1.9倍にも増加していることが分かりました。
特に2020年後半以降は、仕事の件数が徐々に増加し始め、右肩上がりの傾向が続いているとのこと。2021年以降も、ドローンに関連する仕事に興味を持つ人が増え続けています。
また、それに伴いドローンスクールでも受講者の数が増加しているとのこと。
有識者である鈴木 伸彦氏によると、2019年までは、趣味の延長でドローン操縦を習いたいという方が大半を占めていたそう。しかし、現在では6割の方が仕事での活用を目的としてスクールでの受講をしているそうです。
また、受講者の年齢層によっても受講目的が異なるそう。
40〜50代の方は、既存の業務の中で、ドローンを活用し効率化や仕事の質を高めることが目的だそう。
一方20〜30代の方は、ドローンを活用したビジネスをおこすべく受講している方が多いそうです。
ここで、indeedでは実際にどんなドローンに関する求人が掲載されているのか調査してみました!
- ドローン操縦者
ドローンの撮影スタッフとして、各種イベントに同伴し、空撮映像を撮影するのが主な仕事です。ゴルフプレイの撮影や、従学旅行の撮影もあるそう。 - ドローンオペレーター
各地に出向し、ドローンのデモ飛行や実証実験飛行を行います。難しい飛行でも、最初に行う必要があるため、飛行のプロである必要がありますね。 - 住宅の不具合点検
ドローンを使って住宅の屋根や壁など、点検が難しい部分を点検するお仕事です。
調査してみたところ、ドローンパイロットや撮影したデータ整理の仕事、測量・点検の仕事が多かったです。
思った以上に、点検やインフラ整備の仕事があることに感動しました。
今後ドローンに関する求人はさらに増加していくものと思われます。
多くのお仕事で「未経験可」と記載もされていました。新しい業種として、興味のある方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000068.000028842.html
【有識者プロフィール】
鈴木 伸彦(すずき のぶひこ) 株式会社ハミングバード 代表取締役
広告、IT業界を経て、2016年にハミングバードを設立。ドローンパイロットの育成、ドローンを活用した点検や撮影、ドローンを活用する事業者への最先端ドローンの提供・導入後の事業支援を行う。企業・自治体・個人に至るまで、これまでに2,000名以上の方々にドローンの講習会を実施。2022年現在、お台場・新宿・渋谷と都心部を中心に『ドローンスクール東京』を運営。一般社団法人ドローン操縦士協会加盟。
株式会社ハミングバード:https://www.hb-j.jp/